ご 案 内


この「情報図書館」では、筆者の個人的な資料の中から他の人へも使えそうな情報を選んで公開しています。
 
 


アカデミー賞カンヌ映画祭は、その名のとおり第1回目から現在までの各主要部門受賞データを網羅したものです。姉妹サイトである「ハリウッド最前線」で関連記事が掲載されている場合、そのリンクもリストアップされています。

続く「ブック・リスト」は作家別の著書データです。そもそも、本屋でまとめて50〜60冊の本を買う時、E・S・ガードナーのように「ペリー・メイスン」シリーズだけで80冊以上、他のシリーズを含めると軽く100冊を超える著書がある場合、家へ帰ってみると買ったうちの2〜3冊は既に持っていたということがあります。そういった無駄を省くため、自分の読む目ぼしい作家の著作リストを作りました。

また、このリストは執筆用のデータという意味もあります。エッセイなどのノンフィクションで、「某作家が○○冊の××××シリーズを書いた中で19□□年の・・・・・・」などという文章は、データを確認する必要があるわけです。その手間を省く上で、著書リストは役立ってくれています。ただし、各作家の全著書が網羅されているわけではありません(今後、欠けているデータを補充しながら著者の略歴なども追加するつもりです)。

ブック・リストと違って最初から執筆用データとして集め始めたのが世界の軍用ジェット機およびヘリコプタの情報で、データの過半数は「ジェーン年鑑」が出典となっています。ちなみに、このジェーン年鑑は昔から航空機のデータで世界的な権威があり、山本五十六も真珠湾攻撃を計画する際、データ集めでかなり世話になったとのことでした(コンピュータ好きの若い世代なら、航空機関連のシミュレーション・ゲームでお馴染みかもしれません)。

ただ、どこまでがジェーン年鑑からのデータであるかは、これが過去10年以上に渡って集めた個人用の資料という理由から、はっきりしません。たとえば「ポピュラー・サイエンス」誌で「B-2Aスピリット」の試乗記事を見たり、新聞のニュースで「F-117Aナイトホーク」が米本土からイラクへ飛び立ったと知って新しいデータを加えるなど、少しづつ変化しながら現在へ至っているわけです。

したがって、著作権の関係上、航空機関連のデータは個人使用に限定されることをここでお断りしておきます。それ以外の目的で使用されて著作権の問題が起こった場合、当「ハリウッド最前線」および編纂者(筆者)は、いっさい責任を負いかねることを、ご了承ください。なお、解説以外のデータが英語になっているのは、おいおい日本語化してゆくつもりです。

これらのデータを集めながら、もう1つの活かし方として、トム・クランシーのようなテクニカルな描写が多い小説を読む場合、物語のイメージを膨らますために使うようになりました。たとえば、小説で登場する軍用ジェット機や攻撃ヘリは、どういう外観で、どういう性能かを知って読めば、知らないで読むよりは臨場感があります。

日本と違って、アメリカのベストセラー作家は軍のパイロット上がりが少なくありません。先のブック・リストではマーク・ベレントウォルター・ボインデール・ブラウンスティーヴン・クーンツマイク・ダンリチャード・ハーマンジェームズ・W・ヒューストンウィリアム・ラバージジョー・ウェバーなどがそうです。彼らの小説を読む時は、これらの航空機関連データがイメージを膨らませてくれる点でクランシーの比ではないといえるでしょう。

最後の「火器のデータ」、もともと自分の火器コレクションの背景を把握しておきたくてリストを作りました。したがって、筆者が所有しているか、あるいは所有していたことがある一部の火器に限られますが、それらの背景は銃器と縁がないかたへも興味を誘うドラマです。また、軍用機同様、よりいっそう映画や小説を楽しむための資料としてご利用ください。


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