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Javaスクリプトの式、演算子

変数

変数名は、文字(A-Z,a-z)または下線("_")で始まり、後に数字(0-9)や文字が 続く名前でなければなりません。変数名は、変数の意味に関係した名前を付け て下さい。以下に有効な変数名例を示します。

• Number_One
• temp111
• _name

変数は、値や式を与えることによって、宣言されます。

	
	
	Number_One = 1
	var temp111 = 'one'
	var _name = location.href + ''
	
	

変数には、グローバル変数とローカル変数があり、値の前にvarを付け て宣言する場合は関数の中でローカルに使用する場合です。

	
	
	function test() {
	   flag = true
	
	   document.write(flag + " ")  // true
	   test1()                     // false
	   document.write(flag + " ")  // true (test1 test1 はローカル変数である)
	
	   test2()                     // false
	   document.write(flag + " ")  // false
	}
	
	function test1() {
	   var flag = false // ローカル変数 (この関数の中だけ flag が falseになる)
	   document.write(flag + " ")
	}
	
	function test2() {
	   flag = false // グローバル変数で flag が変わる。
	   document.write(flag + " ")
	}
	
	

test()と実行すると、

true false true false false

データ型

データ型は次のとおりです。

整数

10進数、16進数、８進数のフォーマットがあり、16進数は0xまたは0Xで始まります。

10進数 ８進数 16進数 0 0 0x0 2 02 0x2 75 0100 0x40 83 0123 0x53 841 01511 0x349

浮動小数点数

浮動小数点数は、10進整数、小数点、10進整数で表されます。もう１つの表記方法に、e、E を付けて、10の冪乗で表されます。

• 3.141592
• -3.1E12
• .1e12
• 3E-12

論理値

２つの値true、falseがあります。

文字列

文字列は、二重引用符(")や引用符(')で囲まれた文字列です。

• "bluh"
• 'bluh'
• "1234"
• "one line \n another line"

特殊文字(エスケープシーケンス) 次の特殊文字があります。

特殊文字 意　味 \ 継続行 \n 改行 \b バックスペース \f 改ページ(フォームフィード) \r 復帰(キャッリジリターン) \t 水平タブ \\ バックスラッシュ \' 引用符 \" 二重引用符

それぞれのデータタイプの変換は下表のルールがあります。

データタイプ 交換されたデータタイプ 関　数 オブジェクト 数　字 論理値 文字列 関数 − function error error decompile オブジェクト ヌルオブジェクト error funcobj OK − error 0 true false toString "null" 数字(0でない) エラー(NaN) +infinity -infinity error Number null Number Number Number − true false false true true toString "0" "NaN" "+Infinity" "-Infinity" 論理値: false 　　　　true error Boolean 0 1 − "false" "true" 文字列(non-null) ヌル文字列 funstr OK error String numstr OK error true false −

式と演算子

式は二項演算子、単項演算子を基本とし、二項演算子は+、-、*、/、モジュロ演算子%が用いられます。単項演算子としては- があり、またビット処理演算用に以下の演算子を持ちます。

演算子 意　味 & ビットごとのAND | ビットごとのOR ^ ビットごとの排他的OR << 左シフト >> 右シフト >>> 0を埋めて右へシフト

式は、以下のように省略可能です。

式 省略形 x = x + y x += y x = x * y x *= y x = x / y x /= y x = x % y x %= y x = x << y x <<= y x = x >> y x >>= y x = x >>> y x >>>= y x = x & y x &= y x = x ^ y x ^= y x = x | y x |= y

また、CやC++と同じようにインクレメント(++)とデクレメント(--)の演算子も用意されています。関係演算子と論理演算子は>、>=、<、<=、==、!=、!、&&、||があり、これらはC、C++言語と同じ仕様です。以下がそれぞれの演算子の優先順位で、上あるいは左から高い順に並んでいます。

	
	
	.    []    ()
	++   --    !     ~
	*    /     %
	+    -
	<<   >>    >>>
	<    >     <=    >=
	==   !=
	&
	
	^
	|
	&&
	
	||
	?:
	=  +=  -=  *=  /=  %=  <<=  >>=  >>>=  &=  ^=  |=
	'
	
	

文字列の演算

文字列を加えた(+演算子)場合、文字列が連結されます。たとえば、

	
	
	"hello " + "world!"
	
	

の結果は、

	
	
	"hello world!"
	
	

こうなります。変数yokに"comp"という文字列が入っている場合は、

	
	
	yok += "uter"
	
	

この変数yokには"computer"という文字列が代入されます。

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