メタ <meta>
<meta>タグのhttp-equivオプションは、HTTP応答ヘッダへ加えるヘッダ情報を定義し、contentオプションでその付加情報を加える際、使用されると第1章で説明しましたが、DHTMLからは更に"page-enter"と"page-exit"の機能が加わりました。これらの拡張機能は、HTML文書を開く時と閉じる時の効果を指定するものであり、スライドショー等で威力を発揮します。ただ、この機能が使えるのはインターネット・エクスプローラ(Microsoft社)だけなので、ご注意ください。次が開く時の記述方です。
<head>
<meta http-equiv="page-enter" content="revealtrans (duration=n, transition=n)">
</head>
そして、閉じる時の記述は、
<head>
<meta http-equiv="page-exit" content="revealtrans (duration=n, transition=n)">
</head>
-
dutation
- 効果が表示される長さ(n)を指定、小数点以下の数値も使えます。
-
transition
- 効果の種類を0から23の数値で指定、種類は以下のとおりです。
# | Effects | 効 果 |
0 | Box in: | 画面全体が周辺から中央へ四角い枠状に表示されます。 |
1 | Box out: | 画面全体が中央から周辺へ四角い枠状に表示されます。 |
2 | Circle in: | 画面全体が周辺から中央へ丸い枠状に表示されます。 |
3 | Circle out: | 画面全体が中央から周辺へ丸い枠状に表示されます。 |
4 | Wipe up: | 画面全体が下から上へ拭き取るように表示されます。 |
5 | Wipe down: | 画面全体が上から下へ拭き取るように表示されます。 |
6 | Wipe right: | 画面全体が左から右へ拭き取るように表示されます。 |
7 | Wipe left: | 画面全体が右から左へ拭き取るように表示されます。 |
8 | Vertical blinds: | 画面全体が水平のブラインド状に分割されて表示されます。 |
9 | Horizontial blinds: | 画面全体が垂直のブラインド状に分割されて表示されます。 |
10 | Checkerboard across: | 画面全体がチェッカー板状に分割されて表示されます。 |
11 | Checkerboard down: | 画面全体が上から下へチェッカー板状に分割されて表示されます。 |
12 | Random dissolve: | 画面全体がランダムな細かい粒子状に浮かび上がってゆきます。 |
13 | Spilit vertical in: | 水平に2分された画面が上下から中央へ集まってゆきます。 |
14 | Spilit vertical out: | 元の画面を中央から水平に上下へ2分しながら次の画像が表示されます。 |
15 | Spilit horizontial in: | 垂直に2分された画面が左右から中央へ集まってゆきます。 |
16 | Spilit horizontial out: | 元の画面を中央から垂直に左右へ2分しながら次の画像が表示されます。 |
17 | Stripes left down: | 画面全体が右上から左下へ斜線に分割されながら表示されてゆきます。 |
18 | Stripes left up: | 画面全体が右下から左上へ斜線に分割されながら表示されてゆきます。 |
19 | Stripes right down: | 画面全体が左上から右下へ斜線に分割されながら表示されてゆきます。 |
20 | Stripes right up: | 画面全体が左下から右上へ斜線に分割されながら表示されてゆきます。 |
21 | Random bars horizontial: | 画面全体がランダムな縦線状に浮かび上がってゆきます。 |
22 | Random bars vertical: | 画面全体がランダムな横線状に浮かび上がってゆきます。 |
23 | Random: | 以上23種類の効果がランダムに表示されます。 |
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開く時と閉じる時の両方で効果を指定することも出来ます。たとえば、このページの場合は次のように記述してあります。
<head>
<meta http-equiv="page-enter" content="revealtrans (duration=0.8, transition=12)">
<meta http-equiv="page-exit" content="revealtrans (duration=1, transition=22)">
</head>
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このオプションが機能するのはフレームを使用していないページに限定されます。つまり、<frame>タグを書き込むHTML文書へ上記の<meta>タグを加えたところで、いっさい変化が起こりません。フレームを使ったスライドショーなどでスライド効果を活かしたい時は、<frame>タグを書き込んだHTML文書でなく、その<frame>タグが指定するHTML文書のほうに<meta>タグを加えて下さい(この場合、効果はフレームの部分でしか表示されません)。 |
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