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httpd.conf
httpd.confはサーバをどのように実行させるかを制御するファイルです。
- ServerType
- デーモンで起動時に動作させ、常駐デーモンとする場合はstandaloneと記述し、inetdデーモンから起動する場合は、inetdと記述します。
- Port
- 標準デーモンで起動する場合に、アクセスポート番号を記述します。通常、HTTPの80を使用します。
- StartServers
- デーモン起動時に動作させるデーモンの数です。
- MaxServers
- 動作させることができる最大デーモンの数です。
- User、Group
- httpdプログラムをデーモンとして動作させる時のユーザID(UID)とグループID(GID)を定義します。
上記の名前は/etc/passwdと/etc/groupになければなりません。デフォルト(初期設定)のUIDはnobody、グループは-1です。User www Group www
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- TimeOut
- サーバがクライアントからの要求を待つ時間を秒単位で指定します。この時間を過ぎるとサーバはコネクションをクローズします。デフォルトは1200秒です。
- IdentityCheck
- サーバが要求を行ったユーザ名をidentプロトコルによってチェックを行うかどうかを指定します。しかし、まだ認証に関する規定が定められていないため、Offと設定されています。
- ServerName
- WWWサーバの別名ホスト名「CNAMEレコード」を記述します。初期設定ファイルにはwww.your.adminと仮に定義されています。
- ServerAdmin
- サーバ管理者のメールアドレスをServerAdminに記述します。
- ServerRoot
- configやログファイルを置くディレクトリです。通常、/usr/local/etc/httpdを使用します。
- ErrorLog, TransferLog, AgentLog, RefereLog
- ServerRoot を起点としたディレクトリで置く場所を指定します。
- PidFile
- 常駐デーモンのプロセスIDを保持したファイルを置く場所を指定します。
- TypesConfig
- MIMEタイプとファイル名の対応を行うmime.typesファイルを置く場所を指定します。指定しない場合、conf/mime.typesとなります。
- CoreDirectory
- httpdデーモン・プログラムがコアダンプした際のコアファイルを吐くディレクトリを指定します。何も指定しなければserver_rootで指定したディレクトリとなります。
- DNSMode
- サーバがDNSを使ってホスト名を検索する際のモードを指定します。Minimum、Maximumと Standardが指定できます。デフォルトはStandardです。
- KeepAlive
- クライアントとサーバのコネクション保持を行い、接続の効率を高めるために指定します。使用する場合、KeepAliveTimeoutで保持時間とMaxKeepAliveRequestでKeepAlive機能を使った要求の最大数を指定します(0は制限なし)。
- ProcessTitle
- setproctitleを使ってコンパイルした場合、psコマンドで見えるプロセスの名称を指定できます。